こんにちは、たくぞう(@taku_kosodateda)です。
このブログでは、「お金と家庭にゆとりを」をテーマに、経験談とお役立ち情報を発信しています。
今回は、育休をポジティブに考えよう、という話です
僕は育児休業を取得します。しかし、取得を決断するまでに悩んだことがあります。
それが、次の3つです。
・収入が減る
・仕事を休む
・自分が役立つか分からない
「プロスペクト理論」と言って、人はメリットよりもデメリットを大きく感じる性質があります。
育休の大切さや必要性は理解しているつもりも、デメリットはずっと気になるっていました。
しかし、どうせ取得するのであれば前向きに考えて、思いっきり育児家事に専念した方が良いのは言うまでもありません。
そこで今回は、実際に僕が行った、育休取得のポジティブな考え方を紹介します。
・育休取得を迷っている
・育休取得のデメリットが気になる
・育休を取得をしたが、もっとポジティブに考えたい
収入が減る…をポジティブに考える

一般的に、育休取得期間は給料が8割になると言われています。
項目 | 会社時代 | 育休期間 |
---|---|---|
収入(A) | 給与(①) | ①×67% |
支出(B) | 社会保険料あり | 社会保険料なし |
手取り(AーB) | 普段の手取り(②) | ②×約80% |
この8割に対して「2割減る」と考えずに、「8割も貰える」とポジティブに考えてみましょう。
例えば、妻が事故に合い全治3ヶ月。しかも自宅療養、家には子供がいる。
こうなると、パパは仕事を休みますよね。ただし有給を使用しなければ収入はゼロです。
出産後のママは全治1〜3ヶ月と言われる程重症です。つまり、出産後のママは事故の例と同じ状態です。
ところが、育児休業であればも元の収入の8割が貰えます。状況は事故と同じなのに、お金が貰えるんです。ラッキーです。
育休は新しい職種への転職のようなものです。
妻の看病、育児、家事が主業務となります。しかし、多くのパパにとって経験が少なく十分にはできません。
あなたの職場では、何も出来ない新人をあなたの給料の8割で雇いますか?
あなたが未経験の業種に転職する際、元の給料の8割を貰える自信はありますか?
どちらも難しいと思います。
ところが、「家事育児見習い」である自分は、元の給料の8割を貰えます。好条件です。
育休の期間は、原則子供が産まれてから1年の間です。その1年で、子供は目まぐるしく成長します。
この経験は子供が産まれた今しかできません。
後からやりたいと思っても、大金をはたいても叶いません。
収入の2割で今しかできない経験ができるのであれば、やってみる価値があると思えます。
仕事を休む…をポジティブに考える

育児休業中、仕事で置いていかれないか、不安がありますよね。
しかし、育休期間は仕事を休むのではなく、別の事に取り組む期間と言えることができます。語学留学と同じです。
「仕事を休む」ではなく、「別の仕事に挑戦できる」「違うスキルを身につける」とポジティブに考えましょう。
育休は「看病、育児、家事」が主業務です。普段これらの業務に関わっていな方は、転職と同様と言えます。
一般的に転職をする場合、リスクも伴います。転職先の環境、人間関係が自分に合うかもわかりません。転職して合わなかった場合、「やっぱり元の会社に戻ります」なんて簡単にできませんよね。
一方、育休による疑似転職は、環境、人間関係が分かっています。さらに、育休期間が終わると元の職場に戻ることができます。給料も同じです(ボーナスやポジションによる変化はあります)。
戻りが保証された期間限定転職、つまりリスクを抑えてチャレンジができる状態です。やってみたいと思いませんか?
赤ちゃんは、いつ泣くか、いつまで泣くかがわかりません。泣いている理由もわかりません。
事前計画も通じず、24時間のいつできるか分からないスキマ時間を使って、家事を進めていくことになります。
これには、やるべきタスクの細分化、スキマ時間に対応する調整能力が試されます。
デスクワークであれば1〜2時間単の仕事に分解すればよかったものが、15分〜30分単位に分解しないとこなせなくなります。
仕事を休むのではなく、新しい能力のトレーニング期間として過ごしませんか?
仕事に限らず、外から俯瞰しないと気づけないことがあります。
一方で仕事から離れて外から俯瞰する機会は中々ありません。仕事の枠組み、価値観の中で常に考えています。
育休を取ると、環境も価値観も変わります。
仕事から強制的に離れることで、改めて仕事を見直せるはずです。
仕事はこれからも続きます。今後の為にも、一度仕事を見つめ直す機会を作りませんか?
育児家事ができない…をポジティブに考える

育児家事ができない自分が何を手伝える…?僕もそう思っていました。
それでも、「自分はできない」ではなく、「できるようになったら可能性が広がる」とポジティブに考えましょう。
普段新しいことをやろうとしても、週末か平日の数時間しかできません。
育休期間は、育児家事を思いっきりできます。
家事は種類も多いし、育児と平行するとスキマ時間でいかに効率的にやるかが試されます。
育児家事スキルだけでなく、時間の効率的な使い方も身につくことは間違いないです。
わが家では、僕が仕事ばかりしていたので、妻が家事をしていました。
その結果、僕は妻がどのように仕事と家庭を両立しているのか、どこに苦労があるのかが分かりません。
育休を通じて、妻の大変さや気持ちを少し知ることができるかもしれません。
相手を理解することは家庭円満の第一歩になると思いませんか?
パパが育児家事ができるようになれば、家族の役割分担に幅ができます。
子どもの成長に合わせて、子育てや家事の負担は変化していきます。育児と家庭をママひとりに任せていたら、変化の負担は全てママにいってしまいます。
パパが育児家事を身につけて、ママの苦労を分かっていれば、時と状況に合わせた家庭の良い形が作れるでしょう。
まとめ
育休にはメリットもデメリットもあります。でも、どうせやるなら徹底的に良い部分を追求するべきです。自分がポジティブに捉えられるように、うまく考えましょう。
・お金…意外と貰える
・仕事…違うスキルが身につく
・家事…家庭の形の可能性が広がる
となります。
育休取得でブレーキを踏んでいる方は、考え方の参考にしていただければと思います。
ちなみに、仕事の都合で育休が取れない方は、自分以外が家族をサポートする手段も考えましょう。
家事代行サービスなども充実してきています。
お試しコースを用意している場所もありますので、一度体験して便利さを知っておきたいですね。
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