こんにちは、たくぞう(@taku_kosodateda)です。
このブログでは、「お金と家庭にゆとりを」をテーマに、経験談とお役立ち情報を発信しています。
今回は、育児と効率の話です
ママの負担を減らしたい、そのために育児を少しでも効率的にしたい。僕も最初そう考えていました。
しかし結論から申し上げると、育児の効率化は非常に難しいです。
・育児の効率を上げれないか
・育児はパパよりママの方が得意でしょ
こう考えている方は要注意です。
間違った努力方向にならないよう、育児の効率化が難しい理由を考えてみましょう。
育児の効率化は難しい
仕事では、効率化、生産性が求められます。
しかし、それをそのまま育児に適用しようとすると、うまくいきません。頑張っても効果が出ないというのは自己肯定感を下げ、”充実した子育て”を遠ざける原因です。
まずは仕事と育児の大きな違いを理解しましょう。
決まったパターンがない
効率化をするには、“動作”と”基礎数字”が安定している必要があります。
仕事や家事の効率化ができるのは、“動作”や“かかる時間”が常に一定であるからです。
しかし、育児についてはこの基礎数字のばらつきさ大きすぎます。また、正解の行動が一緒とは限らないので、動作も一定ではありません。
育児に使用する道具の位置など、予備動作においては効率化できる部分もあります。
しかし、そこで短縮できるのは数分程度です。
その数分は、1時間泣き止まない・変えたばかりのおむつにうんち、などで一瞬にしてなくなります。
効率化を考えるには、条件が悪すぎます。
人がやらないといけない
家事であれば、家電に任せる、頻度を減らす、などの選択肢があります。
しかし、育児においてはそれが難しいです。
抱っこやおむつ替えなどの機械化ができません。頻度も子ども次第です。
よって、自分の時間を使うしかなく、かつ自分のタイミングでできないのが現状です。
パパママ側の状態が不安定
仕事における効率化は、安定した環境を前提として考えられます。その前提には、決まった就業時間、一定の体力やメンタル、という隠れた条件が存在します。
育児においては、時間、体力、メンタル、全てが不安定です。
同じおむつ替えにしても、日中にやるのと深夜寝起きでやるのでは効率は大きく変わります。精神的に疲れていて、子どものもとへ中々向かえないということもあります。
どんなに準備をしても、作業者側のパパママの状態が安定しないので、思った通りの効果が出ません。
パパがやりがちなNG行動
育児をする時、ついパパがやってしまうNG行動があります。
皆さんの職場では、効率化のためにどのように仕事を割り振っていますか?
大体は、作業効率の良い人、熟練者に頼っているのではないでしょうか。
これがパパがやってはいけないことです。
ママに任せるのが効率的…ではない
仕事ではよくある「この作業は◯◯さんが得意だから任せよう」という考えは育児においてはNGです。
・パパが抱っこしても泣き止まない▶ママにお願いする
・おむつ替えがよくわからない▶ママにお願いする
「自分ではダメ、ママならできるはず」「ママがやったほうが効率が良い」
これは違います。
ママもパパも、最初は育児はできません。スタートラインは同じです。
そして、ママの方が慣れているのは、パパが仕事の間に育児をしているからです。
ママに任せたままだと…
言うまでのなく、ママの育児負担は増え続けます。パパとママのスキル差は乖離する一方です。
そして、乖離しすぎてしまうと問題が起きます。
・パパのやり方にママが不安を覚え、気持ちが休まらない
・パパが手伝っても文句を言われる
・手伝わないとママの負担は減らない
出産後のママの状態を理解していれば、ママに任せるべきではありません。パパがやり方を作るくらいの意気込みであるべきです。
上げるのは育児以外の効率
効率は上がらない、ママに頼ることもできない。
そこで目指すのは、育児以外の効率を上げるということです。
育児以外の効率を上げることで、育児のための時間が増えます。
育児の時間を短くするのではなく、育児のための十分な時間を確保する、という考え方です。
家事時間の効率化
自分時間の効率化
まとめ
育児を頑張りたい気持ちは分かりますが、仕事のように簡単に効率化はできないと考えましょう。
育児以外の効率化の方が全体最適に近いです。
“充実した育児”のために、育児の効率化にこだわりすぎないよう気をつけましょう。
コメント